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「冬になると手がカサカサ」「ひび割れて痛い」など、冬の手荒れにお悩みの方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめなのが酒粕を使ったハンドケアです。
酒粕というと甘酒や粕煮、粕漬けの材料というイメージが強いかもしれませんが、実は酒粕は食べる以外にも美容に活用できる優れものなのです。
今回はそんな酒粕の特徴や成分、おすすめの手荒れケア方法などを紹介していきたいと思います。

※酒粕に含まれるアルコール成分が、体質的に肌に合わない方もいらっしゃるため、お試し頂く前に、一度パッチテストをお願い致します。

そもそも酒粕ってどんなもの?

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最近は酒粕の健康・美容効果がテレビ番組で紹介されましたし、酒粕に興味を抱かれた方も多いかもしれません。
そもそも酒粕とは日本酒の製造過程で出るもろみを絞ったものです。
酒粕には原材料となる米の栄養素だけでなく、発酵したことで生まれた酵素や細菌類をはじめ、健康や美容に良いとされる成分が豊富に含まれていることがわかっています。

手荒れにも効く?酒粕の美容・美白効果とは

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日本酒を作っている杜氏さんの手が白くてしっとりとしているのは、酒粕のおかげだと言われているほど酒粕には肌に効果的な成分が豊富に含まれています。
具体的な成分や効果を詳しく見ていきましょう。

「保湿の王様」プロリンでお肌をしっとり保つ

酒粕にはプロリンという必須のアミノ酸の1種が含まれています。
プロリンは「保湿の王様」と呼ばれるほど保湿力が高い成分で、乾燥から肌を守りしっとりとした状態を保つ効果が期待できます。

美白成分であるアルブチンやコウジ酸、フェルラ酸が豊富

酒粕には美白成分として知られる成分も豊富に含まれています。
例えば酒粕に含まれているアルビチンは、シミやそばかすの原因となるチロシナーゼという酵素の働きを抑制し、肌を白く保つ効果が期待できる成分です。
その高い美白効果から、アルビチンは「肌の漂白剤」との異名も持ちます。

また、酒粕には同じく高い美白効果が期待できるコウジ酸やフェルラ酸も含まれています。
このうちコウジ酸は麹菌の発酵過程で発生する発酵代謝物質で、チロシナーゼの働きを抑制する作用がある成分です。
そのため美白効果も高いのですが、コウジ酸には活性酸素を減少させる作用もあるため、肌のツヤや弾力を維持する効果もあることが分かっています。
ほかにも、コウジ酸にはAGEsの算出を抑え、年齢とともに起こりやすい肌の黄ぐすみを予防する効果も期待できます。

肌のキメを整える麹セラミドやレジスタントプロテインも豊富

酒粕には麹セラミドやレジスタントプロテインといった肌のキメを整える効果が期待できる成分が含まれています。
このうち麹セラミドは味噌や醤油などの麹を使った食材の含有成分でもありますが、特に酒粕には高濃度で含まれていることが分かっています。
また、レジスタントプロテインは食物繊維に似た働きをするタンパク質としてダイエットにも効果的な成分ですが、肌のキメを整えたり肌の水分量を増加させたりといった美容効果も期待できます。

酒粕で手荒れケア!おすすめの方法2選

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ここまで紹介してきたように、酒粕には美容・美白効果に優れた成分が豊富に含まれています。
すでに酒粕の有効成分を配合したスキンケア商品なども販売されていますが、ここでは自宅で簡単にできる酒粕を使った手荒れケア方法を2つ紹介していきたいと思います。

そのまま塗ってビニール手袋でカバー

酒粕はそのまま手に塗るだけで手荒れ改善効果が期待できます。
やり方は酒粕をハンドクリームのように手のひらや甲にまんべんなく塗り、ゴム手袋をはめて20分位待つだけ。
酒粕を洗い流してみると、手がしっとりと瑞々しくなっているのに驚く方も多いかもしれません。ちなみに手が白くなっているように見えるかもしれませんが、美白に関しては一時的なものなので、維持するためには定期的に酒粕を使ってケアする必要があります。
簡単なので、手が荒れてきたタイミングでぜひ実践してみてください。

簡単に作れる酒粕パックならフェイスケアにもおすすめ

ひと手間掛けて作る酒粕パックなら、手荒れケアだけでなくフェイスケアとしても活用できます。作り方はビニール袋に酒粕を細かくして入れ、そこに精製水を加えて良く揉み込むだけ。ヨーグルトよりも少し硬めになったら出来上がりです。
分量は酒粕100gに対して精製水120mlを目安にして調整してみてください。

出来上がった酒粕パックは手の甲や指にまんべんなく塗り、10分ほど放置しましょう。
その後酒粕を水で丁寧に洗い流すと、手がしっとりすべすべになっているはずです。

酒粕パックは先ほども述べたようにフェイスケアとしても活用できますが、手よりも顔の皮膚の方がデリケートなため、まずは手で試してから行うようにしましょう。
敏感肌の方は特に、手で問題なかった場合でも最初は時間短めで試してみることをおすすめします。

ちなみに酒粕パックは冷蔵・冷凍保管も可能です。
冷蔵なら1週間、冷凍なら3週間位を目安に使い切るようにしましょう。
その際は、1回分ずつを小分けにして保管すると、雑菌の混入を予防できるので安全です。

冬こそ酒粕で手荒れケアしよう

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手が乾燥しやすい冬こそ手荒れ対策は万全に行いたいですよね。
今回紹介したように、酒粕には美白や保湿効果に優れた成分が豊富に含まれているので、手荒れケアにも有効です。
ぜひ酒粕を使った手荒れケアを継続して行ってみてください。

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