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奈良漬のおいしい食べ方をご紹介!洗う?洗わない?
- 2017年5月31日
- テーマ:コラム
目次
口に入れた瞬間にフワッと独特の香りがする奈良漬。クセが強く感じる方もいらっしゃいますが、1切れ食べ始めるとついついたくさん食べ過ぎてしまうなんてこともありますよね。
そんな美味しく、独特な香りを持つ奈良漬ですが、美味しい食べ方をご存知でしょうか?そこで今回は、奈良漬のおいしい食べ方と、酒粕を洗う?洗わない?問題についてご紹介していきます。
奈良漬は洗う?洗わない?
奈良漬の一番の特徴といえば、酒粕に漬けて作ること。この酒粕は食す前に洗った方が良いのでしょうか?酒粕を水洗いしてから食べた場合と、水洗いせず食べた場合の味や食感の違いについてみていきましょう。
水洗いして食べた場合
しっかり水洗いして食べた場合、奈良漬独特の香りが少し飛んでしまいます。ですので、あの香りが苦手という方へはおすすめの食べ方です。また、酒粕を完全に落とし切ってから食べているため口に酒粕が入ることがなく、素材そのものの食感が楽しめるという点がメリットです。
しかし、この香りを好んで奈良漬を食べている方も多いですよね。水で洗うと香りが飛び、風味が損なわれてしまい、香りが飛んでしまうだけでなく食感も少し水っぽくなってしまいます。
また、水は無味無臭なものですが水と奈良漬の(酒粕の)混ざった独特な風味に変化し、奈良漬本来の香りやうま味は損なわれてしまいますので、香りや風味を楽しみたい方には、下記の水洗いをしない食べ方をおすすめします。
水洗いせず食べた場合
水洗いした場合とは反対に、奈良漬本来の熟成された風味やうま味がダイレクトに味わえるという点がメリットです。また、奈良漬は味噌や醤油などと同じ自然発酵食品ですので、乳酸菌や酵母が多く含まれており身体に良い食べ物です。発酵の過程で様々な栄養分が生み出され、栄養価が高いことでも知られています。水洗いしてしまうと必然的にそれらの栄養分も水と一緒に流れてしまいます。
結局どちらが正解?
結論からいいますと、食べ物は好みの問題なのでこれが正しい!という明確な正解はありませんがおすすめの食べ方としては、「水洗いしないけれど、手でふき取る」方法です。
水洗いはせず酒粕を手でサッと取り、キッチンペーパー等で拭いて食べると奈良漬本来の風味やうま味を楽しめます。ちなみに、水洗いした奈良漬は日持ちせず、すぐ悪くなってしまいますので、早めに消費をしてください。
奈良漬のおいしい食べ方
おすすめは奈良漬は水で洗うことはせず、キッチンペーパー等で酒粕をふき取ってから食べること方法をご紹介したところで、ここからは奈良漬のおいしい食べ方についてご紹介していきます。
ご飯のお供に
そのまま白いご飯の上にのせて食べるのはもちろん、刻んだ奈良漬と納豆を混ぜたものはご飯のお供として最高です。
奈良漬の独特の風味と食感、納豆の香りが合わさり今までと一味違った印象に。また、奈良漬を細長く切って、酢飯・海苔を巻いた巻き寿司も美味しいです。奈良漬はもともと塩分が強いので、好みにもよりますが、巻き寿司に醤油をチョンっと一滴つけてもまた美味しいです。醤油の風味が加わることによってキリッと締まった味になります。
お酒のお供に
奈良漬けはもともと塩分が強いので、そのまま食べてもお酒との相性は抜群です。ビールに始まり、日本酒、焼酎、ワインにまで合う奈良漬はまさにオールラウンダー。
奈良漬はお酒のあてとして食べる際、クリームチーズとの相性が抜群です。お好みの奈良漬の上にお好みの量のクリームチーズをのせてみてください。
また、さっぱりとしたものが欲しい時は、「ゴーヤと奈良漬の和え物」はいかがでしょうか?薄く切ったゴーヤに塩を振って水気を絞り、千切りの奈良漬・ちくわを入れてオリーブオイルを適量かけたら完成です。塩分が足りなければ塩で調節しましょう。奈良漬の風味とオリーブオイルの香り、ゴーヤの苦みがマッチして焼酎によく合います。
アレンジ料理で軽食として
火を通すなどしてアレンジ料理で奈良漬を食べるのはいかがですか?普段食べるチャーハンに刻んで入れると、シャキシャキとして食感が良いアクセントになります。食感を楽しむために、火を通しすぎず少し大きめに奈良漬をカットするのがポイントです。普段よく口にする料理に刻んだ奈良漬を入れて、ちょい足しアレンジ料理に変身です。
その他にも、焼うどんや卵焼き、ポテトサラダなどに入れても非常に相性は良いです。奈良漬本来の塩分を考慮し、薄味にしておくと出来上がりでちょうどよい塩加減になります。
まとめ
いかがでしたか?奈良漬の酒粕を洗う?洗わない?問題はこれで解決できたかと思います。そのまま食べてもおいしいですが、食べ合わせや飲み合わせ、アレンジ料理で奈良漬の香り・食感を是非楽しんでみてくださいね。
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