甘酒の保存方法と日持ちの目安、注意点まとめ 長期保存なら冷凍がおすすめ
- 2019年6月28日
- テーマ:竹屋物語
最近、健康や美容に良いと評判になったことで甘酒を買い求める方も増えてきたようです。
しかし大量に買いすぎてしまうと困るのが保存についてですよね。
今回はそんな甘酒の保存方法や日持ちの目安、注意点などを紹介していきたいと思います。
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意外と短い?種類によって異なる甘酒の保存期限
甘酒には米麹から作る「米麹甘酒」と酒粕から作る「酒粕甘酒」の2種類があります。
どちらも市販のものは開封前なら賞味期限は長めに設けられていますが、
開封後は早めに飲み切るように注意書きされているのが一般的です。
甘酒は冷凍保存も可能なので、すぐに飲み切れなさそうな時は冷凍するようにしましょう。
すぐに飲み切れるようなら冷蔵保存でも構いませんが、
その際の保存期限は甘酒の種類によって異なるので注意が必要です。
実際に米麹甘酒なら火入れしていないもので約1週間、
火入れしているものなら約3週間保存することが可能ですが、
酒粕甘酒の場合は火入れしているものでも1週間、
火入れしていないものは2~3日で飲み切る必要があります。
酒粕甘酒は製造方法の関係でどうしても保存期間が短くなってしまうため、
飲み切れる分だけ購入するようにしましょう。
ちなみに原料となる酒粕は冷蔵でも長期保存が可能なので、
飲みたい分量だけ作ると無駄がなく便利です。
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甘酒はすぐ飲み切れそうなら冷蔵保存もOK
前述したように、甘酒はすぐに飲み切れそうなら冷蔵保存も可能です。
最近はヨーグルトメーカーや炊飯器を使って自家製甘酒を作っている方も増えてきているようですが、
自家製甘酒の場合でも市販のものと同様に冷蔵での保存期限は約1週間と言われています。
それ以上経過してしまうと徐々に褐変が進み、甘酒が黄色く変色してしまいます。
火入れすると甘酒は長持ちするけれど・・・
甘酒には火入れしてあるものとそうではないものがあります。
そもそも火入れとは、その名の通り甘酒を加熱して一煮立ちさせる製法のことです。
火入れすることで雑菌の繁殖を抑制し、保存期間を延ばすことができるほか、
発酵を止めて甘酒の品質を安定させることも可能です。
ただ、火入れすると甘酒に含まれている消化酵素や麹菌、ビタミンなどが減少してしまうというデメリットもあります。
市販の甘酒は火入れしてあるものがほとんどですが、
酒蔵が作っている甘酒の中には火入れしていないものもあります。
また、自家製甘酒で加熱作業を行っていないものも火入れなしの甘酒に分類されるので、
保存の際は気を付けましょう。
甘酒を冷蔵保存する際のポイント
甘酒を冷蔵保存する際は、市販のものなら瓶や紙パックのまま冷蔵庫に入れるだけでOKです。
手作り甘酒の場合は火入れしてあるものなら密閉できる容器に移してから冷蔵庫で保存するようにしましょう。
一方で、火入れしていないものは、冷蔵保存中も徐々に発酵が進んでいくため、
密閉状態にしておくと発酵によるガスが溜まり、容器が膨らんでしまうことがあります。
そのため、火入れしていない甘酒は蓋をふんわりと被せた状態で冷蔵保存するようにしましょう。
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甘酒は冷凍保存がおすすめ!その方法とは
甘酒は冷凍保存も可能です。
冷凍しても甘酒の栄養素や風味、味が損なわれることはないので、
すぐに飲み切れなさそうなら冷凍して長期保存するようにしましょう。
ここでは甘酒の冷凍保存の方法を紹介していきたいと思います。
甘酒は冷凍保存の方が良い理由は?
甘酒にはブドウ糖が豊富に含まれていますが、ブドウ糖は雑菌のエサでもあるので、
雑菌が入り込んでしまうとすぐに繁殖し、食中毒の原因となる恐れもあるそうです。
ただ、雑菌は0度以下の状況では繁殖できなくなるため、
冷凍保存しておけば甘酒が傷んで食中毒の原因となるリスクも低くなります。
また、先ほども紹介したように甘酒は火入れすると日持ちを伸ばすことはできますが、
消化酵素や麹菌などの栄養素は減少してしまいます。
しかし冷凍しておけば火入れしていない甘酒でも約2か月の長期保存が可能です。
ちなみに火入れしてある甘酒なら約6か月もの間冷凍で保存することができます。
甘酒のおすすめ冷凍保存法
甘酒を冷凍保存する際は、小分けにして冷凍庫に入れておくと便利です。
小分けにしておけば使いたい分だけ解凍することができますし、
冷凍庫のスペースも小さくて済むので長期保存しても邪魔になりません。
保存容器は小さなタッパーやジッパー付きの袋でも良いですが、製氷機などもおすすめです。
冷凍保存した甘酒の使い方
最後に冷凍保存した甘酒の使い方を紹介していきましょう。
電子レンジはNG!自然解凍がおすすめ
冷凍保存した甘酒は電子レンジを使わず、冷蔵庫で自然解凍してから飲むようにしましょう。
電子レンジで解凍すると温めムラができてしまい、一部分だけ高温になってしまうこともあります。
飲み切れない分は料理に活用しよう
前述したように甘酒は冷凍保存しても栄養素や味、風味が損なわれることはありませんが、
長期間冷凍庫に入れたままにしておくと冷凍焼けを起こしてしまうこともあります。
冷凍焼けを起こしてしまった甘酒はそのまま飲むと独特の匂いが気になることもあるので、
その時は料理やお菓子の材料として活用してみると良いでしょう。
料理やお菓子に使うと、そのまま飲むよりは独特の匂いが軽減されます。
甘酒を冷凍保存して最後まで美味しく飲み切ろう
いかがでしたか?
甘酒は冷凍保存することで約2~6か月の長期保存が可能になります。
ただ冷凍保存した場合でも、長く冷凍庫に置きすぎてしまうと冷凍焼けの原因となるので、
なるべく早めに飲み切るよう心がけましょう。
ぜひ参考にしてください。
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甘酒というと「寒い冬の時期に飲む」というイメージが強いかもしれませんが、
実は江戸時代には甘酒は夏の定番ドリンクとして庶民の間で親しまれていました。
そこで今回は、甘酒を夏に飲むメリットや、
暑い夏にピッタリのおすすめのアレンジ方法を紹介していきたいと思います。
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甘酒は江戸時代の夏の風物詩だった?
甘酒は平安時代頃には貴族が夏に好んで飲むものだったと言われています。
しかし江戸時代になると栄養価が高い甘酒は
疲労回復や熱中症対策のための栄養ドリンクとして、
庶民の間でも愛飲されるようになっていったそうです。
当時、江戸幕府が誰でも甘酒を購入できるよう値段を最高4文に制限していたことからも、
甘酒は幕府公認の栄養ドリンクだったことが分かります。
実際に夏場になると街に「甘酒売り」という行商が登場するほど甘酒の需要は高く、
当時は氷が高価なものだったため熱い甘酒を暑い夏に飲むのが一般的だったと言われています。
こういった背景から、甘酒は俳句の世界では今も夏の季語として用いられています。
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甘酒を夏に飲むメリットとは
甘酒が健康に良いことは知っていても、
夏に良い理由は分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで続いては、甘酒を夏に飲むメリットを4つの視点から説明していきましょう。
夏バテ予防や熱中症対策に有効
甘酒には疲労回復に有効なブドウ糖をはじめ、
基礎体力作りや抵抗力向上に役立つタンパク質、
免疫力アップにつながるビタミンB群など、
夏バテ予防や熱中症対策に効果的な栄養素が豊富に含まれています。
特にビタミンB1は体内でエネルギーを生成する作用があるため
夏バテ予防には欠かせない栄養素のひとつですが、
主に肉類に多く含まれているため、肉類などの食べ物を敬遠しがちな夏は不足しがちです。
その点、甘酒にはビタミンB1が多く含まれているほか、
体内での吸収率にも優れているので夏でも効率よく摂取することが可能です。
食欲がない時も手軽に栄養補給できる
暑い夏はなるべくあっさりとしたものが食べたくなりますよね。
特に夏バテしてしまうと食欲もなくなっていき、
栄養不足からさらに体調を崩すという悪循環に陥りやすくなります。
栄養価の高い甘酒なら、コップ一杯飲むだけで手軽に栄養摂取できるので、
暑くて食欲がない時にもおすすめです。
市販なら小分けの紙パックや缶で販売しているものもあるので手間いらずで、
忙しい朝の朝食にもピッタリです。
発汗により排出されてしまう水分と塩分をバランスよく摂取できる
熱中症対策で大切なのは汗をかくことで体外に排出されてしまう水分やミネラルをバランスよく摂取することです。
しかし、ただ水を飲むだけではミネラル不足になってしまうため、
近年ではスポーツドリンクや経口補水液などを飲むように言われていますよね。
実は甘酒のなかでも、とりわけ米麹甘酒は水分とミネラルがバランスよく含まれているため、熱中症対策にも効果的だと考えられています。
冷房や冷たいドリンクの飲み過ぎで影響を受けやすい腸内環境を整えてくれる
夏にお腹を壊しやすくなる方も多いのではないでしょうか。
夏だからといって冷房が効きすぎている部屋に長時間過ごし、
冷たいドリンクを飲み過ぎたりすると体の芯が冷えてしまい、
腸内環境にも悪影響を及ぼすことがあります。
その点、甘酒には腸内の善玉菌を増やすオリゴ糖や食物繊維などの栄養素が豊富に含まれているため、
腸内環境を整えて下痢や便秘を改善してくれる効果も期待できます。
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夏におすすめしたい甘酒のアレンジ方法
最後に夏におすすめしたい甘酒のアレンジ方法を4つ紹介していきます。
暑い夏でもさっぱり飲んだり食べたりできて、
簡単なアレンジばかりなのでぜひ試してみてください。
レモンを加えたスッキリとした口当たりの甘酒ドリンク
冷やした甘酒にレモンやオレンジなどの柑橘系の果実を絞って入れると、
スッキリとした口当たりに仕上がります。
お好みではちみつや炭酸水などを加えても美味しいですよ。
シャーベットやアイスクリームの材料として
甘酒は牛乳の代わりにシャーベットやアイスクリームの材料として活用することもできます。作り方も簡単で、好きなフルーツと甘酒をミキサーで混ぜて、
冷凍庫で凍らせるだけなので夏の定番おやつにもピッタリです。
ひんやりとした口当たりが嬉しいシェイクやスムージーに
甘酒はただ冷やしだけでも美味しいですが、
一工夫してシェイクやスムージーにすると夏にピッタリなひんやり美味しいドリンクになります。
シェイクは凍らせた甘酒を牛乳、氷と一緒にジューサーに掛けるだけなので簡単ですし、
牛乳の代わりに豆乳で作ればヘルシーに仕上がります。
スムージーなら定番のバナナやイチゴも相性抜群ですが、
夏に美味しいスイカやゴーヤなどのフルーツや野菜で作っても美味しいですよ。
マリネやキャロットラペの隠し味にもピッタリ
甘酒はいろいろな料理の隠し味にも最適です。
夏の献立ならさっぱりとしたマリネやキャロットラペはいかがでしょうか。
味付けの時に甘酒を少量加えるだけで甘酒ならではの風味が楽しめる仕上がりになりますし、
お酢と甘酒の相乗効果で疲労回復や夏バテ予防効果も期待できます。
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甘酒を飲んで暑い夏を乗り切ろう
江戸時代から夏バテ予防や熱中症対策に有効な栄養ドリンクとして愛されてきた甘酒。
「去年は夏バテしてしまった」という方も、今年は甘酒を飲んで暑い夏を乗り切りましょう!
今回紹介した甘酒のアレンジレシピもぜひ実践してみてください。
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